VIBES MEETING '05
( 2日目 )





翌朝、7時頃に目が覚めた。テントの中もすっかり明るくなっていた。
遠方からの参加者たちが帰路を急ぐのか早々とバイクのエンジン音が聞こえる。
テントから出ると回りではすでにいくつかのテントが撤収作業に入っていた。
こちらは片道200km以内の距離だから、それほど慌てて出る必要はない。
解散時刻の12時までに出れば充分帰れる距離である。






まずは朝飯の準備に取り掛かる。
昨夜の失敗を繰り返さぬよう水の量に注意を払って米を炊く。
コッヘルを火にかけて火の様子を見ていたらサカチンが起きてきた。
うっかりとコンタクトをしたまま眠ってしまったとのことで目が少し腫れぼったくなっていた。
この間を利用して今回初のツーショット写真をタイマーセットして撮る。
このときはまだうっすら陽も射していたんだけどな〜・・・







まだ少し柔らかめながら昨夜よりはましに炊けた飯と、
これまた恒例のウインナー・エッグで朝食をとっていたら
場内放送でミーティング参加者全員の記念写真を撮るとのアナウンスがあった。
これは、2、3ヶ月後に出版される今回のバイブズ・ミーティングの特集号に掲載されるもので
上手くすればその中に写るかもしれない・・・?
我々も集合場所に向かった。







ユンボのショベルの中にカメラマンが入っていた。
なるほど・・・あの高さから出ないと全員を写すことは出来ないだろう。
ほぼ正面にいたので写っただろうが、たぶん米粒ほどだろうな〜(笑)


記念撮影から戻り、モーニング・コーヒーを入れようとしていたときそばに立っていた人が声を掛けてきた。
「おはようございます。」・・・
声の方向を見て、驚いた!そしてその後さらなる偶然に驚いた!!

彼は、今回のミーティングに参加できなかったベガーズ繋がりの友人のM氏から
先日のトイランの際に紹介された人で、「彼もバイブズに行きますよ」という話を聞いていたので
ひょっとかして会えるかな〜と思っていたのだけれど、何せこの広さ、この多さ、の中では
無理だな〜と諦めていたのだった。





だが、ホントに偶然にも彼は昨夜合流したとなりのグループ、
つまり"Highway Dancers"というMCの一員であって
テントも程近いところに張っていた。
( この事実を知ったのは後になってからの話 )
夕べは知り合いのショップの手伝いでお店のテントに行っていたらしく夜中遅くなってから戻ってきたらしい。
だから、会えなかったのだが・・・
何千人といる中、テントの数も半端ではないのにホントに近くにいたなんて・・・

彼は三輪車に乗っている。といっても子供の乗るものとは違う。
トライクと言い、ハーレーの改造三輪車だ。デカイし色も黄色、とにかく目立つ。





目立つといえば彼自身の井出達もかなり派手で目立つ。
聞けば、大阪から高松まではフェリーで来たらしい。
( 確かにこのバイク?で自走はしんどいかも?)
そのほうが運賃も安いらしい。ヘ〜〜〜っと半ば感心しながら聞いていた。
確かに高速道を自走してきた我々の高速料金よりも安かった。
( と言うか、バイクの高速料金は高すぎる!車輪は半分、重量は1/3程度なのに何で軽四といっしょなん?)
・・・でも、個人的にはやっぱりバイク・ミーティングだから走って来たいな〜。






コーヒーをゆっくり飲みながら回りを見回す。
テントが、一つ、また一つと畳まれ片付けられ、バイクが一台また一台と会場を出て行く。
祭りの後の寂しさが近づいてきていることを感じながら我々も帰り支度をした。
となりの人たちも後片付けに追われていた。

ほぼ、準備が出来たので分別したゴミを所定の場所まで持って行く。
キャンプ場でのゴミの分別はトイランでは常識。もちろんバイブズでも同じなのだが
まだまだところどころで放ったらかされたままのペット・ボトルやゴミがあった。
自然の中でキャンプを楽しむのだから自然環境を守る努力をするのは当然だと思うのだが・・・

帰り支度が済んだ頃には、もう周りにはほとんどテントもなくなっていた。
となりの方々と別れを惜しみ、再会を誓い、お互いの帰路の無事を願い記念写真を撮ったあと
ボランティア・スタッフの方々が手を振って見送ってくれる中、会場を後にした。
時間は午前11時をすでに廻っていた。






会場を出てすぐに近くのコンビニに入り、そこで帰路について相談をして
時間も有ることだしせっかく、バイクで来たのだから一般道の11号線で鳴門まで走ろうということになった。
一部有料の高松坂出道路を通り、高松市内を通る頃には直前まで激しく降っていたと思われる
道路上の水溜りの上を前を行く車が跳ね上げる水しぶきを受け膝から下がずぶ濡れになった。
だが、雨は降っていなかったのでそのまま走り続け、瀬戸内の海が見える津田の松原あたりまで来た頃には
エンジンの熱と走行風でかなり乾いてきていた。
上空を見るとどんよりとした厚い雲がかかっている。
そういえば、以前ひとりでこの辺りを走ったときに雨に降られたことがあったな〜。
「晴れ男」の力を信じ、雨の降らないことを願いながら鳴門を目指した。





今回、帰路にぜひ走りたいコースがあった。
「鳴門スカイライン」と呼ばれ、以前は有料だったが今は無料となった景観抜群の観光道路だ。
四国に来るたびにここを走ることにしてるのだが、ぜひサカチンにもここの絶景を見て欲しかった。
左手に播磨灘を望み、潮の香りをいっぱい嗅ぎながら国道11号線を走り、
海が途切れたところを左手の県道183号線に入りしばらく行くと
そんなに長くはないがアップ・ダウンを繰り返すワインディング・ロードになる。
いくつかのコーナーを曲がり、離陸するかのような急勾配の橋を上りきるとPAに着く。
「島田島」の展望台だ。
生憎の曇天のせいで視界が悪く、絶景とまでいかなかったのが残念だった。






短い休憩を取った後、大鳴門橋を展望できる鳴門公園には寄らずに脇をかすめ
そのまま鳴門北ICより神戸淡路鳴門自動車道に乗った。
時間が許せば淡路島の地道を走りたかったが、雲行きも心配であったし、
時間的にも余裕がなかったのでそこからは高速道を一路、垂水IC目指し走ることにした。

大鳴門橋を渡ってすぐにある淡路島南SAで昼食をとり、
( ふたりとも「わかめラーメン」、ちなみに「わかめ」は鳴門の特産品です。)
そこからは次の休憩場所淡路SAまで一気に走ろうと決めた。

雲行きはますます怪しくなり、洲本の近くまで来たときにとうとう降りだした。
次第に強まる雨脚にジーンズばかりか革ジャンまで水を含み冷たくなってきた。
空を眺め、雨の行方を計る。どうも止みそうにない・・・
道が島の西海岸側に出たとき室津PAが見えたので、入り暫し雨宿りと荷物の雨対策をした。






PAに入るとすでに雨から避難しているライダーたちがいた。
雨に降られて走ると気化熱で体温が奪われてしまうので寒い。
だが、カッパを着るのはどうも面倒でイヤだった。
雨脚がすこし弱くなった頃合を見て、最終休憩ポイントの淡路SAを目指して出発した。

その後も雨の勢いは弱まることなく、非情にも降り続いた・・・。
雨に打たれ寒いのだが、同時に猛烈な睡魔にも襲われていた。

明石大橋を渡ればそこからはふたり別々の帰路になる。
淡路SAに着いた我々はひとまずここで別れの言葉と旅の労をねぎらい
最後の休憩を取ったのち神戸に向かいバイクを走らせた・・・


終盤で雨にたたられたものの、キャンプでは1度も降られずテントも濡れず
夜空に月まで眺められるほど天候であった。
このことこそ、「晴れ男」サカチンの実力であって、
はじめての雨もまた後日の語り草、飲んだ際の話のネタになることを思えば一興である。

長々、だらだらと書き記したミーティング・レポート、最後までお読みいただいたみなさんに感謝します。







追記・・・垂水ICで別れたあとサカチンは大渋滞に巻き込まれ高速を降りたものの
下の道でもまた渋滞のため帰宅にさらに2時間を費やしたとのことです。
誠にもって、お疲れさまでした!!!